雪恋〜ゲレンデで恋して〜
お店に着いて車を降りる。

そこのお店は、ボードのグッズが、並んでいた。冬はボード、夏はサーフボードを専門に扱うお店らしい。


専門店だけあって、いろんなブランドのものがたくさんあって、目移りしてしまう。


自分たちだけで来たら、絶対迷うと思った。


シンくんたちは、店員さんと何か話していて、親しげだったから、それだけでここの常連さんだということはわかった。



さっそく愛菜はハルくんにオススメの板を選んでもらっている。


シンくんはあたしの所にきて、


「遥ちゃんの俺が選んでいい?」


と聞かれ、コクコクと何度もうなずいてしまった。

なんか彼女みたい…

勝手に浮かれてしまう(笑)

選んでもらうなんて、なんか嬉しい。


シンくんの私服という私服を見たのは初めてだけど、オシャレだし、センスがいいから、任せることにした。


板のオススメのブランドや、初心者向きの板を聞いて、2人で選ぶ。


いろんなデザインの板があって迷ったけど、あたしが可愛いと思っていた板を、偶然にもシンくんに勧められ、それに決めた。


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