雪恋〜ゲレンデで恋して〜
バイトも終わり、宿までの短い距離を一緒に歩く。


ハルくんと愛菜は手を繋いでラブラブ状態。


その後ろをあたしとシンくんは歩く。


「あの2人ラブラブだね。」

あたしがそう言うと、


「だな。あんな陽人初めてみたし。今までも付き合ったら一筋でいたけど、愛菜ちゃんは本気なんだってわかる。」


シンくんがそう答えた。


「そうなんだ〜♪愛菜幸せ者だね。愛菜もハルくん本気だと思う。」


「だろうな。愛菜ちゃん見てるとなんとなくわかる。お互い大切にしてるって感じだな。」


「そうだね。」


2人で前を歩く2人を見ていた。


ホントに幸せそう…

あたしまで嬉しくなる。と同時に羨ましく思った。


いつかあたしにもそんな風に大切にしてくれる人が現れるかな…


それがシンくんなら嬉しいな…


なんて勝手に願ってしまう…


そんな風に思いながら、宿に着いた。


愛菜は、

「じゃあ後でね♪」


と言いながら、あたしと一緒に部屋に戻った。



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