雪恋〜ゲレンデで恋して〜
まったり過ごす。


目があうとシンくんはあたしにキスをする。


「もう…だから見られたらどうすんの?」


なんて、言ってるけど、ホントは嬉しくて仕方ない。

「いいじゃん。見られても(笑)」


シンくんってそういうキャラ?人前ではいちゃついたり外でキスとかしないのタイプかと思ってた。


でも、そんなシンくんが益々好きになる。



「見ちゃった♪」


その声に振り替える。


愛菜とハルくんが!!


声を発したのはハルくん。

愛菜は隣でニヤニヤ。


隣をみるとシンくんは、涼しい顔?むしろ、面倒なのに見つかったみたいな顔をしている。


恥ずかしくって下を向くと、


「遥〜♪」


と愛菜が走ってきて抱きついた。


「遥〜♪おめでとう♪」


「えへへ…ありがと♪」


と返すと、


「でも大胆だね〜。いつ見られるかわかんないこんなとこでチューするなんて♪」

とからかわれる…


パシッと愛菜を叩くと、笑いながらハルくんのところに逃げてった。



「詳しくは遥に聞くから!」

と愛菜は、足早にあたしの手を掴んで、走りながらおやすみと言って、拉致られた(笑)


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