雪恋〜ゲレンデで恋して〜
次の日はバイトが終わってから、会う予定。


予定ってか、愛菜とハルくんが会うから、あたしたちも会える。


昨日の今日だから、ちょっとドキドキだけど…


ハルくんとシンくんの方が終わるのが少し遅いから、いつも通りお風呂を済ませ、スウェット…


付き合いたてがそんなんでいいの?っても疑問だけど…


そして、いつも通り、ご飯を4人で食べて、それぞれに別れる。



愛菜とハルくんは、これまたいつものように車へ…


あたしとシンくんはとりあえず、ロビーに。


あたしたちの指定席?


ゲレンデの見えるソファー。


今日のバイトはどうだったとか、こんなお客さんがいたとか…


とりあえず、毎日そんな話から始まる。


「今日は、滑ってるシンくん見つけれなかったな…」

呟くように言った。


「なに?探してくれたの?」

しまった…ストーカーみたいじゃん(汗)


「うん…たまに?」


そう答えると


髪をクシャクシャされて、嬉しいと笑ってくれた。


恥ずかしいけど、嫌な顔されなくて良かった。



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