雪恋〜ゲレンデで恋して〜
シンくんは、


「何急に(笑)でも俺も幸せ。」


そういって手を握り返してくれた。


「ねぇ、シンくんは今までもこうやってくっついてたりしてたの?」


言ってから、言わなきゃ良かったと思った。


付き合って間もないのにこんなこと聞いたりしてめんどくさいと思われたりしたら…


「ごめん。気にしないで」


急いでそう言うと、


「なんで謝んの?俺は、今まではイチャイチャとかすんの嫌いだったし、そうされるのも嫌がってた。でも、なんでかわかんねーけど、付き合ったばっかとか関係なしに、遥とはくっついてたいとか思うんだよな(笑)そんだけハマってんのかも俺。って恥ずかし〜」

そう言って、顔を隠す。


「エヘヘ…嬉しい。シンくんにそう言ってもらえて。実は、前までの人ともこうだったら嫌だなって思っちゃったから。」


凄く嬉しくて、素直に言って良かったと思った。


「これからも思ったことあったら気にしなくていいからすぐ言えよ?」


そう言ってくれたシンくん。


ホントにサイコーな彼氏だと思った。


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