眼鏡依存症☆きっかけは先生!?☆
全部教えてもらった。
あたしなんかが聞いてよかったのかなぁ。
美佳の嘘の笑顔が分かんなかったのに。
「私たちのせいなの……」
美佳のお母さんが悲しそうに呟いた。
「協力してくれへんか?」
そんなときに篤に言われたこの言葉。
「俺は笑っとることが生き甲斐なんや。泣いて笑って、怒って、そんなんがないなんて悲しすぎるやん。
俺さぁ、2人を笑わせたいんや……
解放してあげたいんや、誰も悪ないのに、自分が悪いって思い込んで、
心閉ざしてる2人、見とれへんのんや。
やから、一緒に2人笑わせてみいひん?」
あたしは篤の強い思いに、思わずうなずいていた。
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