sky★BOX
「おめーら、遅せーよ。」
ハハハッと元気よく笑う大輔。
「「すんません。」」
ぼーっとしてても、葵とハモってしまったことに気付いたが、眠気が勝ち、ソファに座った。
「結衣、葵、はいこれ。」
男子なのに家庭的な優しさを兼ね備えた、まっちゃんが紅茶を差し出してくれた。
「眠気が覚めるよ。」
そう言って、腰エプロンをつけたまっちゃんは再びキッチンへ戻って行った。
「おいしー…」
そうつい、口に出してしまう程、常にまっちゃんの出すものはおいしい。