sky★BOX
「まあ、いいじゃんいいじゃん。」
パッと顔を上げると、そこには寮長の凌君の姿。
…お願いだから、それに免じて許してっ!
「…もー凌君は甘いなあ…。」
そう沙織は顔を歪めながら言い、立ち上がってキッチンへ向かった。
そしてまっちゃんに、「手伝うことある?」と声をかけた。
「…凌君ありがとぉ…」
最後はほんとに、泣きそうです。
ぶりっ子なんかじゃないんです。
それほど、沙織は怖いんです。