Smoke ♥ Kiss


「スズ、フラフラしてない?保健室いきなよ」

「ん?大丈夫」


寝不足がたたってるのは気付いてた。けど、昼休みまで我慢しようって決めてた。
それなのに、2時間目で限界だった。

目の前が真っ暗になって、気付いたらベットの上だった。




「......ど、こ?」

「保健室」

「キャッ!!」

いきなりした声は、進藤先生のものだった。
心配そうな顔、初めて見たかも。


「昨日来なかったから、心配した」


じっと見てたら、手が伸びてきた。
怖くなってギュッと目を瞑ったら、手はおでこの上にのった。


「少し熱いな」


そっと目を開けると、優しく微笑む先生がいた。
先生って、こんな顔で笑えるんだ.....。






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