Smoke ♥ Kiss
「今はロングホームルームで、俺も授業ないし、家まで送る」
「でも、バッグ教室にあるし」
「あぁ、そこに持ってきた」
布団から出て制服のしわを直すと、先生に手を繋がれた。
「いくぞ」
.....なんで?どうして?
なんかあたし、ドキドキしてない?
もうキスされたのに、順番おかしいのに、
先生の手があったかすぎて狂いそう....。
真っ赤な顔を隠すように歩いてたら、駐車場までの距離がとてつもなく長く感じた。
先生の車は青いスポーツカー。
助手席に座り、シートベルトを締める。
「あ、寝てていいから....襲わないし」
考えを読まれて、慌てて寝たフリをした。
先生のいる右側が熱い。
なんか、あたしおかしい。
なに、これ。
どうしちゃったんだろう?
悩んでるうちに家に着いていた。