先生とボールペン


高「あれ?佐藤さんじゃんか、 
どうしたの?」


会ってしまった

出来れば会いたくない人に


「いや 友達が教科書借りてて、」


高「なーんだ 
俺に会いに来てくれたのかと思ったのに」


「えっ?あ いや、あの ごめん」



高「やっぱ佐藤さんて天然でしょ! 
ま そこが可愛いんだけど」


「天然じゃないよ、 
あ、 友達来たから行くね ばいばい」


つい逃げてきてしまった

だって気まずいし



美「いつの間に高戸君と仲良しになったの?」


「別にいつの間に っていうか、
今日は話し振られたからってかんじかな?」




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