先生とボールペン
櫻「ねぇ、佐藤
こっからは俺の独り言だと思って聞いてくれる?」
「‥。」
あたしは静かに頷く
櫻「俺ね 佐藤のことすきだよ、」
何言ってんの? せんせい、
先生はそのまま話し続ける
櫻「あの日
初めてクラスに入って教室見渡して
あー、
俺今日からこのクラスで生活してくんだー
って思ってさ、(笑)
そのあと
佐藤は覚えてないかもしんないけど
目、合ったんだよ、 俺ら、
一目惚れだったんだ
あの日からずっと佐藤のことばっか見てた
だからあの日
ボールペン落としたのはわざと、
佐藤の声聞こえてきたから
わざと落としたんだ
ごめんな、
佐藤のこと困らせたく無くて
最初はきっぱり諦めるつもりだったんだ
ごめん…
俺、佐藤のこと、
すきになりすぎた、」
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