先生とボールペン


止まらない、涙が



嬉しすぎて

しあわせすぎて


彼が愛おしすぎて



「…りこ。」

私は小さく呟く



雅「、え?」



「名前… 佐藤じゃなくて りこでいい。



すきだよ、せんせい」




櫻「う、そじゃない、の?」


「本当です、」


そんな贅沢な嘘、言う訳無い




泣きながら言う私に

(泣きすぎ、)

と先生の大きな手で涙を拭ってくれた。


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