先生とボールペン



ハンドルに体を預けてこちらを向いた
彼にお礼を言った




雅「ね、さっきなんで先生になったの?って聞いたでしょ、」


―――――
―――

さっきあたしが聞いた質問。

「ねぇ、雅紀君はなんで先生に
なろうと思ったの?」


せっかく質問したのに上手く
流されてしまった。


―――
―――――



雅「あれ、きっと りこに会うためだよ」




あまりにも雅紀君が真剣な顔をして言うから

何も言えなくなってしまう、




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