先生とボールペン


すると雅紀君の顔が

どんどん近づいてきた。



ゆっくり唇が重なると
彼の温かさが伝わってくる。


―――――
―――


「ごめん、嫌だった‥?」


眉間にシワを寄せ聞く彼に

「嬉しかったよ」

と笑顔で返す。


「あーーー!もうかわいい!」

と言って、あたしの髪を
わしゃわしゃと撫でる




.
< 58 / 61 >

この作品をシェア

pagetop