白い蝶々
息がない
忘れられない7月1日。
昼2時に父が叫びました。
『お母さんー留利ーめぐみー息ができない』
付き添っている母の前でいきなり容態が悪くなりました。
父が声を出したのはこれが最後でした。
母から携帯に電話がありました。
『お姉ちゃん今から病院きて。お父さんが』
泣きながら話す母をいたわりながら電話を切りました。
泣きながら車に乗り込み呪文のように
おとん頑張って。
いかんといて。
いい子にするでいい娘になるで。
神様にも信号で停まる度にお願いしました。
父が病気になって神様なんかいるわけないって思ったのに都合よく神様に頼んでいました。
病院につき個室に移っていました。
病室のドアが開いて担当ドクターが見えました。
父に声をかけました。
『おとん。遅くなってごめん。』
いつもなら
ええよ
なんて笑って言ってくれるのに。
いつもと違う反応なしに私は落ち着けませんでした。
先生に意識はないけどこの酸素でなんとかと言われ私は初めて先生に怒鳴りました。
『あんた医者で偉い人なのに助けないのはなんで。めんどいんやら。患者をなんやと思っとるの。』
先生はとてもいい人で夜中でも他県から飛んできてくれて父も1番にこの病院にこればよかった。
と後悔していた位のいい先生に怒鳴り付けて私は最低です。
この一週間がやまだとうっすら涙目で言われました。
こんな状況なのに母は手術して下さいと狂ったように頼んでいました。
私が見たこと感情は全て現実でした。
嘘偽りなく何もかも手遅れに感じました。
昼2時に父が叫びました。
『お母さんー留利ーめぐみー息ができない』
付き添っている母の前でいきなり容態が悪くなりました。
父が声を出したのはこれが最後でした。
母から携帯に電話がありました。
『お姉ちゃん今から病院きて。お父さんが』
泣きながら話す母をいたわりながら電話を切りました。
泣きながら車に乗り込み呪文のように
おとん頑張って。
いかんといて。
いい子にするでいい娘になるで。
神様にも信号で停まる度にお願いしました。
父が病気になって神様なんかいるわけないって思ったのに都合よく神様に頼んでいました。
病院につき個室に移っていました。
病室のドアが開いて担当ドクターが見えました。
父に声をかけました。
『おとん。遅くなってごめん。』
いつもなら
ええよ
なんて笑って言ってくれるのに。
いつもと違う反応なしに私は落ち着けませんでした。
先生に意識はないけどこの酸素でなんとかと言われ私は初めて先生に怒鳴りました。
『あんた医者で偉い人なのに助けないのはなんで。めんどいんやら。患者をなんやと思っとるの。』
先生はとてもいい人で夜中でも他県から飛んできてくれて父も1番にこの病院にこればよかった。
と後悔していた位のいい先生に怒鳴り付けて私は最低です。
この一週間がやまだとうっすら涙目で言われました。
こんな状況なのに母は手術して下さいと狂ったように頼んでいました。
私が見たこと感情は全て現実でした。
嘘偽りなく何もかも手遅れに感じました。