アイドルになら殺されてもいい!
床に出来上がった血だまりを
しばらく見つめた彼女は


ぽつりと一言つぶやいた。





「だからお仕置きだって言ったでしょ…」





俺はその場から凍りついたように
動かなかった


いや



動けなかった。



俺の目の前には依然として
微笑み続ける彼女がいる。



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