同居以上、同棲未満。
「で、でも私、媚び売ってるわけじゃないです、友達だから…」



「あ?園田くんにずっと話しかけてたじゃん!ちょっと可愛いからって調子のんなよ」



ま…まさか…。覗いてみると…やっぱ照井さんだ。しかも話題、まさかの俺??!



「園田くんはね、幼なじみの子と付き合ってるから皆手出してないんだよ!分かんないの?」



「大体ね、園田くんは誰にでも優しいの。勘違いすんなよ!友達とか言ってて、落とす気満々のくせに…」



しょーげき!俺って実は人気あったのね…なんてアホなこと考えてる場合じゃないか。



「あ、あのー」



「そ、園田くん??!」



女の子達、皆唖然としてる。そりゃそうだけど…でも実際、俺もびっくりだよ。。



「ごめん、もしかして話し中?悪いけど、照井さんのこと教授が呼んでたから、ちょっと来てくんない?」



「え…」



照井さんの手首をつかんで、さっさと歩き出す俺。後ろは…怖いから見ないふり?笑
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