黒王子と銀の姫
暗い空に細い月が浮かんでいる。
その月が、流れる雲に隠れては、思い出したように、また現れる。
その単調な繰り返しをぼんやりと眺めながら、ユーリは物思いに沈んでいた。
その月が、流れる雲に隠れては、思い出したように、また現れる。
その単調な繰り返しをぼんやりと眺めながら、ユーリは物思いに沈んでいた。