黒王子と銀の姫
(・・・見ていないところ?)
わずかに苛立ちを含んだ靴音が、俯くユーリのそばをすり抜けた。
扉の音に、はっとして顔を上げたとき、王子の姿は視界から消えていた。
わずかに苛立ちを含んだ靴音が、俯くユーリのそばをすり抜けた。
扉の音に、はっとして顔を上げたとき、王子の姿は視界から消えていた。