黒王子と銀の姫
カップがゆっくりと持ち上がり、香りがひときわ強くなる。
ユーリは思わずイリアの手からカップを叩き落とし、テーブルの上に置かれたままになっていた緑色の小瓶を手の中に握りこんだ。
ユーリは思わずイリアの手からカップを叩き落とし、テーブルの上に置かれたままになっていた緑色の小瓶を手の中に握りこんだ。