黒王子と銀の姫
14.従者
「泣かしてしまいましたね」
闇の中から聞こえてきた声は、明らかに面白がっている。
知らぬ顔をしていると、立木のシルエットから分離するように、クリムゾンが姿を現した。
闇の中から聞こえてきた声は、明らかに面白がっている。
知らぬ顔をしていると、立木のシルエットから分離するように、クリムゾンが姿を現した。