ハチミツ王子と俺様王子
一階に降りると、なんとなく知っている顔が平和にコーヒーを飲んでいた。


「大槻大河…!?」


「なんだよ~フルネームで呼ぶなんて…大河だよ!」

「なにやってんのよ!!人の家で!!」


「なにって…愛しの彼女を迎えにきたんだろーが!!」

なにこいつ…


朝から意味不明。


「あら~葵の彼氏だったの?娘をよろしくね~!!」


ん?


「いえいえっこちらこそ!」

んんんっ?


なんか、本人の私を抜きに話が進んでるんだけど…。

「おいっなにモタモタしてんだよ!遅刻するぞ?」




うう…。


どうしよう…。
< 15 / 51 >

この作品をシェア

pagetop