ハチミツ王子と俺様王子

甘い罠

「ねぇ…陸、じゃま!」

朝の「陸キレ事件」から何時間もたって、もう正午。

あれからずっと私に引っ付いたままで…ごめんね通り越してウザイ!!


「葵~俺でいいじゃん♪」

はぁ…


疲れた~!!


っとそこえ大河が来て、陸を私からベリベリっとはがしてくれた。


「陸!!お前いい加減にしろよ?葵は俺のだから!さわんな!」


すごい独占欲…。

まぁそこが良いところだけどね♪


「ちっお前調子こくなよ!」


「陸の方こそ調子こいてんじゃねぇかよ!」


にらみ合いが始まり、周りにいた生徒がイソイソと違う場所に移動しはじめた。

またか…。


いつもこう…。


二人だけになりたいのに…。




ってまて私!!まだ…あいつのこと完全にすきになったんじゃないんだからね?


私!!しっかり!

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