ハチミツ王子と俺様王子
うぅ…教室にもどりずらい。

ってか、早く席替えしたい~!


もう、最悪!!


私は、心のなかでグチりながら教室に足を速めた。


「葵~おはよう!!」


教室に入ったら美里がいた。


「おはよー美里ぉ」


そんな私達を大河と陸がじっと見つめてる。


みないでよ…二人で…。


勢いよく教室の扉が開いた。


「おーい…席ついて~♪」

独身が教室に入ってきた。

やばっ…席つかなきゃっ!

急いで席についた。


今日はなんかご機嫌な独身…。


いつもは、出会いがない!と叫んでるのに…。


「はーい♪今日はみんなの新しいお友達を紹介します♪」


ガララっと静かに扉があく。


そこには、きれいな茶色の長い髪がフワッと風に揺れていて、いかにも「天使」と、言わんばかりの美少女が立っていた。


「はじめまして。木下雛です。よろしくお願いします。」


かっ可愛い声~!


さすがに、男子もメロメロだわっ~!


「ひ、な?」



「うそっ…大河!?」



んっ?あれ…?


「大河…知り合いなの?」

いとこ…とかだよね?


大河…答えて!



「…元カノ…。」



うそ…。



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