ハチミツ王子と俺様王子
「あっ…そーだ!」


いきなり陸が叫んだ。


「葵!!裏庭の水やりしなきゃっ!」


「えーいつも放課後にあげてるよぉ」


「だーめ!!今日は学校終わったらすぐに雛ちゃんの歓迎会するの!」


キーてないよ!


そんな話!


「まぢで!?ありがとぅ♪」
まっいっか!


「わかった!いま行ってくる!!」



パッと立ち上がって私は裏庭に向かった。


「俺もいくっ♪」


っと言い出す陸…。


あっ…こいつもお花係だった~。


やだなっ…。






「じゃあ、陸は水くみね!」



「それよりさぁ…。」


「っ!!」


いきなり陸がちかずいてきたっ


顔がっ顔がちかいっ~!


「プッ…真っ赤になって、葵かーわいっ♪」



えっ…


こいつ、からかいやがった!!


「もうっからかうんだったらコーユーのやめてっ!」

「じゃあ、本気ならいいの?」


「はぁ!?…っう」



また、


またキスしてきやがった!

最悪~!


「んっぁ…ぷはぁ…!」


「葵!!キス上手くなったね!俺のおかげっ★」



「ちがうわっ!キスやめて!!大河じゃなきゃヤダッ!!」



「本当に可愛いね~!葵はぁ」



ドンッ


「うっ!!」


壁にっ押し付けられた!


やだぁ~!


「ここでスル?」


はぁっ!?



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