ハチミツ王子と俺様王子
教室に着くなり、美里がいきなり抱きついてきた。

「葵!!どこいってたの!?心配したよ~」

「美里~ごめん!!」

私はやっと落ち着き、黒板にはってある座席表をみた。

あった!

右隣は…

ん?

なんか…知ってるぞ★この3文字の漢字。

「横山 陸」

ひぎゃー!?

ありえん!

イヤだぁ!!

左隣は?

「大槻 大河」

ぷっ…

「大」って漢字が2コもはいってる。

まぁ…とりあえず、席につこう。


席に座ると、左隣の大槻 大河が急に話しかけてきた。

「おいっ」

「へっ?私?」

「テメーしかいねぇだろーが!!」

怖っ!

なんか…怒ってるし!!

ワックスでガチガチに固めてある頭が印象的で、

何しろ、かっこいい!!

ジャニーズ系の顔たちだ。
「信じるか?」

顔を赤くして、ボソボソ言っているから、あまりよく聞き取れなかった。

「はいっ?なんと?」
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