ハチミツ王子と俺様王子
ー陸sideー
なぁんか気分いいっ♪
でも、このままじゃ何も変わんないしな…。
一方的に身体奪ってもなぁ…。
ってか…雛ちゃんって、大河のこと好きだよな…。
俺、感鋭いしっ♪
あっ…
いいこと考えたっ!
これなら…
いけるなっ…。
ー葵sideー
やっと授業が終わって、帰る人と部活の人で分れ始める。
「雛ちゃん!ちょっといい?」
陸が雛ちゃんを呼び出した。
なんか…胸がチクッとする。
えっ?
してないよっ!
陸がどうしようが関係ないじゃん!!
うんっ
関係ないっ!
そう1人芝居をしていると。
「葵!!大丈夫~。俺は葵一筋だから。」
と叫んで陸と雛ちゃんは教室から出ていった。
はぁ!?
意味わかんない!
私はそう思いながら、大河がいるサッカー部を教室の窓から眺めた。