ハチミツ王子と俺様王子
*夕食*


グループでカタマってたべる夕食はどことなく…


きまずい…



「あれっ…葵、ニンジンたべにいの?」


大河がふと、私のお皿にチョコンと残っているニンジンに疑問を抱いた。


「あっ…嫌いなの~味とか、なんか変だし…。」


「ぷっカワイイね、葵は」

うっ


お子ちゃまみたいだったかな?


でも、嫌いだから仕方ない!!


「ふーん…葵はニンジンが嫌いなんだぁ」


すかさず話に入ってくる陸。


「そーだけど?悪い?」



「まぁまぁ~そうイカルナって!」



むかつく!!


話に入ってこないで!



触れないで!


じゃないと…


バレちゃうから…


まだ


うるさい


心臓の音が、


聞こえちゃうから…



1人でうずくまっていた。


陸は相変わらずヘラヘラしてる…。



悩んでるのは



私だけなの?



さっきのキスも



ふかい意味は無いの?



なんで…



ヘラヘラしてられるの?



陸への罪悪感が頭の中をグルグルと回る。



陸がわからない…



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