ハチミツ王子と俺様王子
「葵~おっはよ♪」

朝、学校に向かって歩いているとばったり美里にあった。

「おはよ~★」


校門を入るといきなり誰かに後ろから抱きつかれた。

「うひゃあ!!」

「葵、おはよ!!」

うげっハチミツ王子…。

「今日もかわいいね!」

う゛…

さらりと何言ってんの!?

このエロ魔神!

「おいっ離れろや!ハチミツ野郎!!」

あーあ…

何でこんなグッドタイミングで来んのよ!

空気読めっつの!俺様王子!!

「はぁ!?お前…何様のつもり?」

ハチミツぅケンカかうなよ!

時間かかるから…。

「俺様だよ!!」

あー、やっぱりそうきたか★

って、あともう少しでチャイム鳴るじゃん!?

朝からまぢ最悪!!

「てめーは黙ってハチミツ食ってろ!」

「はぁ!?お前こそ黙れ!!赤ちゃんかっつうんだよ!お前にはタマゴボーロがオニアイだ!」

「なんだと!!」


まだコントやってましたか…。

「美里いこ!!っていねーしあいつ!?」


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