情報屋馬鹿 × バスケ馬鹿
「起立、礼」
「「「おはようございます」」」
あ、そうそう。
りっちゃんはね、このクラスの委員長。
とても頼りになるんだよ。
「そんじゃ、新しい生徒の紹介だ」
新しい生徒。つまり転校生?
今は丁度文化祭が始まる前。
つまり10月の中旬。
微妙な時期に来る子だな。
「ちなみに男だ。・・・入れ」
「大久保ルイです。おねがいします」
「「「キャーーーー」」」
きましたよ、女子の悲鳴。
確かにかっこいいかもだけど、五月蝿いよ。
それに、りっちゃんが不機嫌になってるし。
りっちゃんは五月蝿いの嫌いだからね。
「・・・こほん。静かにしてください」
「「「・・・・・」」」
さすがりっちゃん。
頼りになる委員長。
・・・でも、りっちゃんの目が。
なんか笑ってるんだけど、背後に黒いオーラが。
見えるというか、見えたというか。
「少々早いがHR終わりだ」