I♥DOLL
―――
次の日。

なんだか最近髪型がマンネリしてる気がして今日は巻いてみた。


なんだかちょっと気分が一転してわくわくする。


「これ、ありがと」


学校につくと中田があたしのところにきて200円を渡してきた。


『あ、どーいたしまして』


そう言って受け取る。

その後、なぜかずっとあたしの横にいる中田。


うーん?
なんかものすごく見られてる気がする?

そう思うとドキドキと、鼓動の音が聞こえてくる。
やばい、大きいって!!


中田に聞かれるかもしれない。


なんとなく触った前髪。
そのままなでるように手を動かしていくと、何かが指に当たる


そういえばさっきから何か頭に当たってる気がした。


『?』


「今日雰囲気違うと思ったら髪巻いてんのか…」


『!?』

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