先生に恋!?
~放課後~

「じゃあね理緒!!楽しんできな」

そう言って瑠奈は帰って行った。

私は告白するか迷いながら数学準備室のドアをノックした。

「どうぞ」

中から大好きな先生の声がする。

「失礼します」

中に入ると中には誰もいなかった。

「まあ座れよ」

そう言って先生は前にあるソファを指差す。

「で、話はな・・・・」

「はい・・・・」

「お前数学点数悪すぎ!!」

「は?」

言われている意味が分からなかった。

確かに数学の点は悪い。

「お前このままだと将来危ないぞ」

そう言って先生は数学のテストを机に広げる。

30、40、50、30、

赤点ばっかりの数学のテストが連なる。

「もう!!だって分かんないんだもん!!」

そう!!

本当に分からないのだ。

この学校にも数学の点は他の教科でカバーして入った。

「だから、これから放課後俺がみっちり教えてやる!!」

そう言うと先生は中1から高1までの問題集を机に出した。

「ホント?」

「ああ、姫島はどこから分かんないんだ?」

どこから?

ん~と・・・・

「中1の一次方程式から・・・・」

「中1?どんだけ分かんないんだよ」

そう言って先生はため息をついた。



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