冗談じゃない!~ヤンキー先生と秘密のⅩゲーム~
部室では、崎冬馬が黒板に書く問題を解いていた。
しかし………
ついにナデシコはピンチに立たされた。
わからない問題にぶち当たったのだ。
「…………あ、あのぉ。
問7がわからないんですけど…」
「フーン。」
「それだけ?!」
「だって、
『教えて下さい、崎先生様』が無いから。」
(なんでそんなこと言わなきゃいけないの?!)
「ぉしえて、く……ださい。
崎先生……………サマ」
「そぉかぁ~。しゃーねぇな。」
『よっ』と声をあげて、
めんどくさそうに立ち上がると、崎冬馬はナデシコのうしろに回った。
椅子に手を置いて横から覗いてくる。