冗談じゃない!~ヤンキー先生と秘密のⅩゲーム~
「これって、応用問題に似てるよね……?」
「そう。だから、基本的な式はどれだ?」
「……うーん…これ?」
「そ。
あってんじゃん。」
崎冬馬は、ナデシコの頭をくしゃくしゃと撫でると、
その顔は、微笑んでいた。
そのあとも、崎冬馬は、ナデシコが解るまで、丁寧に教えてくれた。
「解ったか…?俺の説明。」
「うん!
スッゴく解りやすかったよ!
ありがと」
「お、おぉ。」
ナデシコは、今まで崎冬馬を避けていたのに、
今はとても良い気分だった。