冗談じゃない!~ヤンキー先生と秘密のⅩゲーム~



───

ナデシコは、首を振るだけだった。ツバキとスイレンが、どんなに問いただしても、答えなかった。



「電話の相手は?!内容は?!」



「………。」

ナデシコは首を横に振る。

その時、すぐそばにある植木鉢が、棚から落ちた。


───カッシャーン───



ナデシコが、怯える。

震える背を見て、ツバキはもう一度聞いた。



「もし、どんな内容でも、秘密にしよう。いざとなったら、あんたを助けにどこへでも行く。それでも、言えないこと?」





その時……ナデシコの携帯が鳴った。





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