冗談じゃない!~ヤンキー先生と秘密のⅩゲーム~
ナデシコの目には涙が浮かんでいた。
電話に出ようとしたナデシコから、携帯を奪い、ツバキは電話に出た。
「───。──…次は当てるから、後ろには気を付けてね。
ナ・デ・シ・コちゃん?アハハハ……っ───」
ナデシコは、わっと泣き出した。
ツバキは震えていた。怒りが、ツバキを支配した。
「…許せねぇ!いじめじゃねぇかよ!笑えねぇよ!なんなんだよ!?ばれたのか?おいナデシコ!」
ナデシコの肩をぐっとつかむ。
それを、スイレンが止めた。
「やめなよ、ツバキ!今一番つらい目にあってるのはナデシコなんだよ?!……ほら、ツバキも知っちゃったことだし、2人とも、あたしにも教えてよ」