冗談じゃない!~ヤンキー先生と秘密のⅩゲーム~



ナデシコの目には涙が浮かんでいた。

電話に出ようとしたナデシコから、携帯を奪い、ツバキは電話に出た。



「───。──…次は当てるから、後ろには気を付けてね。
ナ・デ・シ・コちゃん?アハハハ……っ───」



ナデシコは、わっと泣き出した。

ツバキは震えていた。怒りが、ツバキを支配した。



「…許せねぇ!いじめじゃねぇかよ!笑えねぇよ!なんなんだよ!?ばれたのか?おいナデシコ!」


ナデシコの肩をぐっとつかむ。
それを、スイレンが止めた。



「やめなよ、ツバキ!今一番つらい目にあってるのはナデシコなんだよ?!……ほら、ツバキも知っちゃったことだし、2人とも、あたしにも教えてよ」





< 141 / 192 >

この作品をシェア

pagetop