冗談じゃない!~ヤンキー先生と秘密のⅩゲーム~
そうだ。
果南斗と初めて会ったとき──
「あたしが嫉妬した人………」
「諦めたつもりだった。
でも、果南斗ちゃんから新しい恋人ができたって聞いたの。正確には、無理やり聞き出したんだけど……
しかも、その恋人は、冬馬君の方がその子を好きになってるって。許せなかった。どうしてあたしがダメで、こんな子供を選んだのって思った。だから、憎くてしょうがなかったの……」
自分には決して振り向くことのなかった崎冬馬が、7つも歳の離れた生徒に恋した……。
信じられなかった恵理香は、ナデシコを傷つけることを決めた。