冗談じゃない!~ヤンキー先生と秘密のⅩゲーム~
「友~!ご飯行こうよ!」
果南斗は、隣のクラスの日暮友(ヒグラシ ユウ)に向かって叫んだ。
「入ってくればいいのに。お前のせいで、俺クラスメートから笑われてんだぞ?」
「知らないよぉ、そんなこと!いいから、屋上行こう!」
仕方ない奴だ、と思いながら、少し微笑んで、友はついていった。
このように果南斗が誘ってくるのは、自分の分も用意してある日だ。
そんな日以外は、立宮香と崎冬馬と一緒に、食堂のパンを買って食べていた
───キィ───
屋上のドアを開ける。