冗談じゃない!~ヤンキー先生と秘密のⅩゲーム~
崎冬馬は、座り込んでいるナデシコに近づいて言った。
「バカヤロウ!!注意しろ!!」
「ゴメンなさい………
本当にごめんなさい……………」
「ったく、
明日なんて待てない。
言えよ。」
「うん………
あのね、あたしの事、好きなの?
だったら、コクって。」
「は?俺から?」
頷くナデシコ。
「付き合って。」
「うん。」
良かった……と落ち着いたナデシコ。
ふわっとした感触を覚えて顔を上げると、
崎冬馬がナデシコを抱きしめているとわかった。
急に泣けてきた。
少しためらいながら、崎冬馬の貸してくれた胸で、大泣きした。
その後、起きるまでの記憶が、
ナデシコには無かった。