冗談じゃない!~ヤンキー先生と秘密のⅩゲーム~
「はいよ。毎回難しい事いいやがる。」
「ま、仕事なんで。」
ナデシコは、昨日の事があったからか、崎冬馬と目を合わせない。
「ふーん。
俺も仕事でここにいんのよ。」
「そうですか。
それでは、あたしは教室のほうへ上がらせていただきます。」
言葉がうわずる。
しかし、長くいることも出来なさそうだったので、ナデシコは崎冬馬に背を向けた。
………崎冬馬はいきなり、
ナデシコの後ろから手を伸ばして、ナデシコの髪に触れた。