冗談じゃない!~ヤンキー先生と秘密のⅩゲーム~
そして登校時刻………
みんながどやどやと入ってくる。
「ナデシコ!あんた英語のテスト満点だったでしょ!」
ツバキがナデシコに抱きついてくる。
「う………うん。まあ……」
圧倒されながらも、ナデシコは答えた。
「教えて~~~~~~!
もうマジいみわかんない!!
立宮あり得ないって!!もうちょい軽い問題出せって感じだよ!」
やっとのことでツバキに追い付いて来たのか、スイレンが汗だくで教室に入ってくる。
「もう、ツバキ。英語苦手なら、ナデシコの部室行ったら?
私はもう教えないからね!!」
相当ツバキは物分かりがないのだろう。
スイレンが呆れるように言う。
「そんな~!
まあ、今日は体育館使えないし、いっちょいくか!!」
ナデシコは、笑いをこらえるのに必死だった。
「よーし、次のテストは平均点を越えるぞ!!
行くぞー!」
ツバキは、見学学習前の、小学生のようだった。