冗談じゃない!~ヤンキー先生と秘密のⅩゲーム~
そして放課後……
───バーン───
「ちーっす!
今日は英語教えてもらいに来ましたー!3年A組 谷沢ツバキでっす!」
「──ブッ─!」
コーヒー(ミルク)を飲みながら外を眺めていた立宮は、もう少しで吹き出すところだった。
「───………はぁ……」
やっと息を落ち着かせた立宮を見て、ナデシコは笑いだしてしまいそうで、こらえるのに必死だった。
───エヘンっ───
わざとらしい咳払いをして、立宮はツバキに言った。
「じゃあ、この前のテストをもう一度やってみようか。」
「ぅぇー……」
「なあ、これ、本当にこの前のテストかよ………?」
「そうだけど??」
「前よりわかんなくなってるや……」