冗談じゃない!~ヤンキー先生と秘密のⅩゲーム~
「雅!大丈夫か?!」
崎冬馬はナデシコを抱き締めた。ナデシコは、今まで強気でいたのが、一気に崩れた。
崎冬馬の胸の中で、大泣きした。
「ごめんなさい!……あ…たし、嫉妬だっ…たの!
先生のこと大好きに…なって、過去を受け止めなきゃいけなかっのに…
ごめんなさい!」
崎冬馬はナデシコの頭を優しくなでると、ナデシコを担ぎ上げた。
「えっ?!」
「……帰るぞ……俺の彼女。」
崎冬馬は、残った左手で鉄棒を操り、こりずに襲ってくる青族を倒しながら、学校の敷地を出た。
そして自分のバイクにまたがるとナデシコを後ろにのせ、ナデシコの家に向かった。