『携帯彼氏』の災難!?
シヅキがフロッピーディスクを手にした。

「早いな」

私はテーブルに材料を置き、ソファーに座った。

「シヅキに急かされてね。マカやルカが心配だって」

「万が一のことがあったらどーする?」

「昨日からコレばっかだよ。おかげでボク、徹夜なんだけど」

確かにセツカの目は赤かった。

こういう機械関係は、セツカの方が強いからな。

「まっ、何はともあれご苦労。礼を言う」

そう言ってシヅキからフロッピーを受け取った。

「ヒミカからは?」

「お前達より先に呼び出され、もう受け取った」

カバンから茶封筒を取り出し、シヅキに見せた。

「早いな」
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