『携帯彼氏』の災難!?
「お~い、一体何なんだよ」

「まあ、な…。解決法の一つとして、試してみたいことがある」

「にしても、驚いたね」

「うん?」

セツカはにんまり笑った。

「マカがそんなこと言い出すなんて。前のキミなら、ためらい無く消していただろうに」

「消すには力を消耗する。…何だ? お前の力を分けてくれるのか?」

そう言って手を伸ばすと、セツカは慌ててシヅキの背後に隠れた。

「ごっゴメン! 悪ふざけ過ぎた」

「反省しているなら良し。それを結果として出してくれるのなら、なお良し」
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