『携帯彼氏』の災難!?
「ふっふーん。でもミナはやってないわよね? 私達大学受験を控えてるんだし、そんなのやってるヒマ無いしね」

「やってないよぉ。でもおもしろそうだよね~」

「やっちゃダメっ!」

私は思わずミナの肩を掴んだ。

「絶対にやっちゃダメ! 近付いてもダメっ! 近くに来たと思ったら、すぐに逃げなさい!」

「うっうん、分かった…」

ミナは目をまん丸にしながらも、頷いた。

私は深く息を吐き、制服のスカートのポケットに入れたケータイに触れた。

…厄介なモノを押し付けられてしまったな。

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