『携帯彼氏』の災難!?
「さて…、今日はもう寝よう」

ここ最近、少し騒がしかったせいか、眠気がある。

布団はすでに敷かれていた。

『今日はあの女の子達は?』

「仕事が片付き次第、来るさ」

電気を薄暗くし、私は布団に潜る。

ケータイを握って。

『ねっねぇ、マカ』

「何だ?」

『あの昨日会ってたシヅキってヤツも、マカと同じなの?』

「シヅキ? 当然だろう。私がこの人格でいる時は、血縁が関わっていると思って良い」

逆を言えば、普通の人間の前ではミナに対する時のような人格で接する。
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