『携帯彼氏』の災難!?
「ソウマ、悪いがコイツのこと、調べといてくれないか? ミナの耳に入るぐらいだ。かなりの話題になっているだろうからな」

「分かりました。しかし良いアイディアですねぇ。波長さえ合えば、簡単に真似できそうです」

「変なところで商売魂燃やすな! コピー商品なんてやらかすなよ!」

「分かっていますよ、冗談です」

私はケータイを閉じ、テーブルに置いた。

「…何だか厄介なことになっている気がする。早急に頼むな」

「心得ていますよ。でもマカ、何なら押し付けてきた彼女に聞いてみたらどうですか?」

「明日、捕まえてみる。しかし…何だって私を選んだんだ? それともたまたまか?」

「一般の子なら偶然でしょうね。―裏が無ければ」

「チッ…」
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