彼と彼女のヒミツな関係♪

いつの間にか目の前には


須賀くんが立っていて。


「どうしたの?須賀くん?」

「いいから」

そう言うとグイっとあたしの腕を引っ張った。


なに?

須賀くん?


「悪い、蓮、こいつ借りるわ」

「あ、うん」

「え?なになに?」


状況が読めないのはあたしだけ?


「ほら、来いよ」

あたしの腕を引っ張って

どんどん前に進んでいく。

あぁ、せっかく大島くんと猫の話で盛り上がったのにぃ!!


「あのう、須賀くん?」


こうして須賀くんとお話するのは

初めて。

だからちょっとだけ緊張する。






< 100 / 314 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop