彼と彼女のヒミツな関係♪
いつの間にか目の前には
須賀くんが立っていて。
「どうしたの?須賀くん?」
「いいから」
そう言うとグイっとあたしの腕を引っ張った。
なに?
須賀くん?
「悪い、蓮、こいつ借りるわ」
「あ、うん」
「え?なになに?」
状況が読めないのはあたしだけ?
「ほら、来いよ」
あたしの腕を引っ張って
どんどん前に進んでいく。
あぁ、せっかく大島くんと猫の話で盛り上がったのにぃ!!
「あのう、須賀くん?」
こうして須賀くんとお話するのは
初めて。
だからちょっとだけ緊張する。